ミラクルデンチャー
ミラクルデンチャーで入れ歯の悩みを解決
ミラクルデンチャーは大阪の中川瑛雄ドクターが開発した、特許申請済みの画期的な部分入れ歯です。この入れ歯の開発により、今まで抱えていた「部分入れ歯の悩みの多く」を解決できるようになりました。
現在ミラクルデンチャーが扱えるのは、中川ドクターの元、講習会で技術研修を受けた歯科医師だけで、全国で90ヶ所以上の歯科医院(2020年5月現在)が参加していますが、今後もさらに拡大していくと思われます。
※当院の院長は東京都で最初に取り入れた医院です。ミラクルデンチャーの技術習得に取り組むと共に経験を重ね、現在まで使いやすいミラクルデンチャーの制作をしております。
ミラクルデンチャーとの出会い
初めてミラクルデンチャーをセットした時の感動は今でも忘れられません。
調整に30分くらいかかりましたが、「パチン」と音がして入った後、その入れ歯ががっちりハマり、入れ歯がびくともしないことに驚嘆したことを覚えています。入れ歯の外型線、クラスプの形と大きさと数、着脱方向、どれもこれも従来の考えをひっくり返すものでした。
慣れるまでは入れ歯の着脱に難しさを感じる患者さんがいらっしゃるかと思います。しかし、調整を繰り返すことで入れ歯利用時に違和感が少なく、使い勝手が良い、鉤歯の動揺がピッタリ止まるなど、従来の入れ歯にないメリットを感じられるのではと思います。
もちろん患者さんのご協力なしでは「使い勝手の良い入れ歯」に仕上げることはできませんので、一緒に取り組んでいただきたいと考えております。
これからもミラクルデンチャーと共に欠損歯牙へ自由自在に取り組み、ひとりでも多くの患者さんから喜びの声を伺えるよう、入れ歯作りに励んでいます。
ミラクルデンチャーはこんな方におすすめ
今お使いの入れ歯で違和感や痛みが生じている方、インプラントは気が進まない方、インプラントができない方におすすめします。使い勝手の良さに驚かれると思います。部分入れ歯が必要であればほとんどの方にお試しいただくことが可能です。
当院でも今まで使用していた入れ歯をミラクルデンチャーに作り変えた患者さんがたくさんいらっしゃいます。装着後の表情を拝見すると、皆さんとても明るく自然な顔立ちに変わり、話す言葉が明瞭になったと感じ、入れ歯制作に携わることの幸せを噛みしめております。
患者さんから「ミラクルデンチャーを入れている方がほっとする」「義歯床の下に食べ物が入りづらく快適」とお言葉をいただくとやはり嬉しいです。
<ミラクルデンチャーに適している方>
- 使用中の入れ歯では食べ物が噛めず困っている
- 入れ歯が重かったり、歪んでいるため、違和感がある
- 入れ歯を支えている歯に負担がかかり、痛みを感じている
- がたつきがあり外れやすく、喋りにくい
- 何回も作り変えているが、満足できる入れ歯と出会っていない
- 口内環境がインプラント手術に適さず、入れ歯を検討している
従来の入れ歯について
従来の部分入れ歯は安定性を高めるために口蓋(上あご)にあたる床(入れ歯の土台になる部分)を広くしています。保険適用の入れ歯は厚めのプラスチック(レジン床)で口蓋全体を覆うため、装着時の違和感や痛み、不快感などが伴います。人によっては床に邪魔され舌の動きが悪くなり、食べ物が飲み込みにくい、喋りづらいといった症状が確認できるでしょう。
従来の部分入れ歯は装着する際に金属金具を歯にかけてしっかり固定させます。歯がぐらついている場合は不安定になるため、抜歯をして他の歯に固定させます。金具が歯の表面側に見えるため、口を開けたときに目立ったり、構造上食事や会話中にずれたり外れることがあります。
同様に部分入れ歯の作成もしっかり作り込む自費の義歯より短期間で終わり、保険診療であればコストが抑えられます。しかし機能性・審美性に欠けるため、より快適さを求めて自費診療で入れ歯を作る方もいらっしゃいます。
保険の部分入れ歯のメリット・デメリット
1. 低コスト
保険診療で5,000円~14,000円程度で作れます。
2. シンプルな構造
コスト重視ですので誰にでも扱いやすいシンプルな構造です。
3. 短期間治療
比較的治療が簡単なので、数回の治療で終わります。
保険の部分入れ歯のデメリット
1. 目立つ
歯に金属金具をかけて固定させるため、口を開けたときに目立ってしまいます。
2. 痛い
食べ物が床と口蓋の間に入りやすくなり、食事中に痛みを感じることがあります。
3. ずれる
歯ぐきに対して垂直に取り外しを行うため、大きく口を動かしたときや食事や会話中にずれたり外れることがあります。
4. 違和感がある
口蓋部分が床で覆われることが多いので、装着時に違和感を覚える場合があります。また舌の運動が悪くなるため食べ物を飲み込みづらくなったり、喋りづらくなります。
5. 食事が制限される
お煎餅やするめなど固い食べ物や、お餅やイカ、タコなどの軟らかい食べ物が上手に噛み砕けません。また口蓋部分が床で覆われてしまうので食べ物の冷たさや温かさ、味覚などが失われます。
ミラクルデンチャーとは
このような「部分入れ歯における悩み(噛めない、痛い、違和感があるなど従来のイメージ)」を解決するのがミラクルデンチャーです。ミラクルデンチャーは金具を用いていますが歯の表面に大きく出ることなく目立ちにくいため、「入れ歯を使っている」と周りに気づかれにくい特徴があります。しっかり歯に固定されるため、ずれたり外れることはほぼありません。それ以外に床を小さくして軽く、コンパクトに仕上げた構造になっています。初めてミラクルデンチャーをご覧になる方は、そのコンパクトさに驚かれることが多く、実際に装着してその快適さに再び驚くことも珍しくありません。
ミラクルデンチャーは金属金具を使った入れ歯において、多くの患者さんのご要望を取り込み調整した入れ歯といえるでしょう。
ミラクルデンチャーの特長
上あご部の口蓋(床の部分)に義歯床がなく、食べ物の本来の味覚や冷たさ・温かさが感じられるため、言葉が明瞭になります。また慣れて噛み合わせがしっかりしてくると、お煎餅や漬物、するめ等の堅いものから、こんにゃくやイカ、タコなど柔らかい食べ物までしっかり噛めます。
従来のノンスクラブデンチャー(目立ちにくい入れ歯)に比べてコンパクトな設計で、しっかり残っている歯が1本でもあれば対応可能な構成です。歯にがっちり固定させるので装着中のガタつきが少なく外れにくいため、自分の歯で噛んでいるような装着感があります。通常の入れ歯と異なるため、慣れるまでは取り付け・取り外しに時間がかかることがありますが、初めて入れ歯を使う方でもご利用いただけます。
ミラクルデンチャーの8大メリット
No.1 1本でも歯が残っていれば使用できる
残っている歯(比較的しっかりした)が1本以上あれば使用でき、入れ歯を支える歯にぐらつき(動揺)があってもお使いいただけます。装置をかけることでぐらつき(動揺)を抑え、歯を保護しながら入れ歯を使えます。
No.2 目立ちにくく、入れ歯だと気付かれにくい
歯に固定させる装置が小さく、また金属部分も目立ちにくいため、装着しても回りの人に入れ歯を使っていることがわかりにくいです。口元の緊張が緩み、口元を気にしなくなるので自然な顔立ちが望め、「表情が良くなった」方もいらっしゃいます。
No.3 入れ歯の下に食べ物が入りにくい
床(口蓋部分)を広く開けた設計のため、入れ歯の床下に食べ物が入りにくくなっています。食事中に痛くて噛めないという機会をなるべく減らせる構造になっています。
No.4 入れ歯が固定されるから外れにくく、よく噛める
ミラクルデンチャーが歯にしっかり固定されますので、あくびやくしゃみ、あるいは大笑いをしても外れにくくなっています。
また、おかきやお餅、するめ、ごぼうなど硬い物から、コンニャク、タコ、イカ、刺身などの軟らかい物まで、多くの食べ物がしっかり噛めるようになります。
No.5 入れ歯が小さく床(口蓋部分/上あごの部分)を抜いているので、喋りやすい
床(口蓋部分/上あごの部分)を広く開けていますので、舌を治めるスペースが充分確保できます。床のある入れ歯と異なり、舌を邪魔せずスムーズに動かせるようになりますので、喋りやすくなります。
No.6 床(口蓋部分/上あごの部分)がないので、食事を楽しめる
上あごの口蓋部分を広く開けた構造のため、食べ物の食感や味覚、温かさや冷たさを直接感じられるため、食事を楽しめます。
No.7 装着の目印があるから、わかりやすい
きちんとはまると「パチン」と音がしますので、装着できたかがわかりやすいです。慣れるまでは取り付け・取り外しに手間取ることがありますが、慣れてしまえば簡単にできるようになります。
No.8 お口の状況に合わせ、修理ができる
お口の状況は日々変わります。通常の入れ歯であれば合わなくなった入れ歯は一から作り直す必要がありますが、ミラクルデンチャーは多様性があるため、従来の入れ歯より修理がしやすく、手を加えながら使い続けられる事が大きなメリットです。
ミラクルデンチャーQ&A
当院はミラクルデンチャー取り扱い医院です
以前、ミラクルデンチャーを作るために、栃木から来院された患者さんがいらっしゃいました。当時はこの入れ歯を取り扱っている歯科医院がとても少なかったため、遠方よりお越しくださった経緯があります。使いやすい入れ歯を求めて遠路はるばる来られたのですから、私も良い入れ歯を作ろうと懸命になって取り組んだことを覚えています。
患者さんにとって利用しやすいミラクルデンチャーですが、歯科医師には調整が難しい「歯科医師泣かせの入れ歯」だったりします。初めて作ったときは悪戦苦闘してしまい調整に30分もかかりましたが、装着後はビクリともせず、ミラクルデンチャーの凄さに驚いてしまいました。
調整の難しさに途中で挫折してしまう先生がいらっしゃいます。私もミラクルデンチャーが夢にまで出てくるほどでした。それでも試行錯誤を繰り返すうちにいろいろなことがわかってきて、入れ歯に対するイメージがポジティブに変わりました。
今では保険適用の入れ歯もどのようにすれば利用しやすくなるかを理解してきましたので、患者さんの口に中に入れた時に、できる限り不快感が出ない入れ歯を目指し、制作に取り組んでおります。
なお、入れ歯は作ったらそれで終わりというわけではありません。口の中に入れたときが始まりです。特にミラクルデンチャーはメンテナンスが欠かせません。長期間利用しやすい状態を保ちお使いいただくためにも、定期メンテナンスをおすすめしています。
もう一つのミラクル、ミラクルフィット
ミラクルデンチャーには、ミラクルフィットという入れ歯もあります。
ミラクルデンチャーとミラクルフィットの違い
ミラクルデンチャーはメタルベース(床に金属を利用)を使用するため薄く丈夫です。
ミラクルフィットはプラスチックがベースの構造で、金属を全く使用しないミラクルフィットIと、金属の補強が入るミラクルフィットIIIがあります。ミラクルデンチャーと比べると入れ歯が厚くなります。
歯の片側だけを覆うような小さい入れ歯であればミラクルフィットでも比較的違和感なく制作が可能です。
歯の両側を覆う大きい入れ歯はミラクルデンチャーを使用すると入れ歯の違和感を感じにくくできます。
こちらは口内状況によりますので、お口の中を拝見し、どちらがふさわしいかご提案いたします。まずはご相談ください。
お手入れしやすくなる抗菌コーティング「ピカッシュ」
入れ歯のお悩みで多いのが「入れ歯の臭いが気になる」「入れ歯にぬめりを感じる」というものです。
これらの原因は口内で繁殖した細菌です。細菌から入れ歯を守るため、お手入れを念入りに行うことが重要ですが、全てを除去することはできません。市販の洗浄剤で消毒しても、入れ歯を口に入れて使用すると口内にすぐ細菌が増えるため、場合によっては何回も入れ歯を綺麗にする必要が生じるなど、手入れにかかる時間ばかりになりがちです。
そこでお手入れに時間をかけずに入れ歯を使いやすくできないかと、利用者の声から生み出されたのがピカッシュです。
ピカッシュについて
ピカッシュは銀イオン(Ag+)を利用する義歯にコーティングします。銀イオン(Ag+)は抗菌効果があるので食品添加物など様々なシーンで利用されており安全性が高い素材です。
ピカッシュはこの銀イオン(Ag+)を細かい微粒子にして入れ歯全体を包み込むようにナノコーティングすることで細菌の繁殖を防ぎ、日常生活で入れ歯利用をしやすくします。
※銀アレルギーの方は施工できません。
ピカッシュのメリット
- 1回のコーティングは15分程度。作業は歯医者に預けるだけ。
- ニオイやヌメリの原因菌をモトからシャットアウト。
- 日々のお手入れはブラッシングと水洗いだけ。
- 1回のコーティングで約3か月は効果が持続。
除菌力・抗菌力が持続するだけでなく、お手入れが簡単に済む「ピカッシュ」の詳細はご相談ください。
ミラクルデンチャー、ミラクルフィットの制作について
使用できる金属
コバルトと白金(プラチナ)
修理について
口内状況の変化に伴いながら使い続けられます。
例えば歯を失うことがあっても、入れ歯を修理して使い続けられます。
大きな修理の場合は一旦入れ歯をお預かりします。予備の入れ歯が必要になりますのでご了承ください。
修理費用は5万円前後が多く、かかったとしても10万円前後くらいが目安です。
白金(プラチナ)金属を使用する場合は上記費用の倍になることがあります。
費用
ミラクルデンチャー(プラチナ使用) | 770,000円~(税込) |
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ミラクルデンチャー(コバルト使用) | 385,000円~(税込) |
ミラクルフィットIII(プラチナ使用) | 440,000円~(税込) |
ミラクルフィットIII(コバルト使用) | 220,000円~(税込) |
ミラクルフィットI | 165,000円~(税込) |
※金額は税込価格です。